花粉症薬の保険適用外はどうなる?

昨年、花粉症の薬を保険適用外にする。 なんだかとんでもない提言が健保連から出ていて物議をかもしています。 現在のところ、提言というところなのでこれから中医協で議論されると思われますが、今のところ、医師会は反対表明をしています。保険適用外にする理由として市販薬の金額と、医師の診断をあおいで薬剤を処方してもらう金額はほぼおなじだ、という意見です。だから保険適用外にするとその分医療費が削減できる。 簡単にいうとこういうことです。

しかし、これはとんでもない間違いです。重症化する可能性が大いにあります。 まず、鼻水やくしゃみ、目のしょぼしょぼがでたら、花粉症であるかどうかは素人には判断できない。一般の人が薬局へ行って花粉症の薬を自己判断で選ぶとすれば、コマーシャルでよく目にするものを選びがちです。 しかし、花粉症といってもそのアレルギーの元(抗原)の違いから症状も違ってきますし、効かないどころか、余計ひどくなる可能性があります。素人の判断は危険です。こと細かくなると非常に長くなるので止めておきますが、花粉症になったかな?と思ったら受診をおすすめします。

仮に健保連が医療費削減を求めるなら、習慣で治すことが可能な、高血圧、糖尿病などの生活習慣病です。花粉症のようなアレルギー疾患は素人の自己判断は危険です。咳がでたからといって花粉症の市販薬を飲んでいても、実は肺炎であって取り返しのつかないこともありますから。

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