イギリスでは30歳までに5分の1が健康ではなくなる

The Timesに昨日掲載された記事で、ネット上では反響を呼んでいるようです。この記事を日本と照らし合わせて考えると、

1)日本では、亡くなるまでの遡って男性で9年、女性で12年「健康でない状態が続く」ので、この期間を短くするのが健康寿命を延ばすという考えです。つまり介護を中心に考えているわけですが、イギリスの場合は生涯を通して健康でいられる年数を考えています。そのために、慢性疾患の撲滅をNHSは取り組んでいくのです。

2)このようなデータが出せたのはアウトカムベースのヘルスケア(OBH)の研究で、GPおよび病院の記録から得たデータを使用して、人々の健康を判断している点です。

3)日本では健康寿命を延ばすことで介護費用を減らすことができるとしていますが、イギリスではこれらの研究から健康寿命を長くすれば医療費削効果があるとしています。

4)日本の場合は働き盛りの30代や40代で高血圧や糖尿病などの慢性疾患を罹患していても、薬で抑えられているなら一応健康と位置付けていますが、イギリスではすでにそれは健康ではないと位置付けている点です。私は、この4点目が非常に大事な点ではないかと考えます。

A fifth of people in England cannot expect good health beyond their 30th birthday, according to analysis of the nation’s wellbeing.

By the age of 50, most people will have at least one long-term health condition, such as serious mental illness, asthma or diabetes.

The figures, based on data from medical records, calculate that the amount of time during which people can on average expect to be in good health is more than a decade less than official estimates.

 

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